香港子連れ旅行完全ガイド|ホテル選び・治安・滞在日数・モデルコース・香港ディズニー攻略

ニーナベル。香港ディズニーランドエントランス

香港は、グルメや夜景、ディズニーランド(アナと雪の女王エリアも入場制限なし!で20分待ちで乗れました!)と家族で楽しめる要素が詰まった街です。これまで12年以上に渡り、子どもと一緒に旅してきた筆者が、今回は小学生連れに最適な「香港家族旅行プラン」を実践してきました。駅直結で子連れに優しいホテルや安心できる治安情報、2泊3日・3泊4日それぞれのモデルコース、香港ディズニーランドの攻略法など、実体験に基づくノウハウを凝縮しています。家族での旅をスムーズかつ楽しいものにするためのポイントをわかりやすく紹介しますので、これから香港を訪れる方はぜひ参考にしてください。

何泊がベスト?2泊3日と3泊4日のモデルコース

短期間で香港を楽しみたいなら、2泊3日モデルコースがおすすめです。1日目は夕方に到着して夜景やナイトマーケットを楽しみ、2日目は丸一日香港ディズニーランドを満喫、3日目は午前中に飲茶やショッピングをして帰国するプランが立てられます。

一方で、3泊4日モデルコースなら、市内観光やローカルグルメ巡り、オーシャンパークのアクティビティも追加でき、子どもが疲れにくいスケジュールを組めます 。滞在日数に余裕があれば、夜景クルーズや世界遺産巡りを取り入れるのも良いでしょう。

香港子連れ旅行の治安とホテル選び

香港は治安が良い都市とされていますが、繁華街ではスリや置き引きに注意し、夜間は裏通りを避けるなど基本的な対策が必要です。特に小さな子ども連れの場合は、駅直結のホテルやショッピングモール併設のホテルを選ぶと夜の移動が少なく安心です。香港ディズニーランド目当ての香港旅行で、せっかくなら直営ホテルに宿泊しようと検討しましたが、香港ディズニーランド周辺に直営ホテルは3軒ありますが、価格は高めです。また、直営ホテルから他の観光エリアへ行くには不便と感じたため、直営ホテルは選びませんでした。その結果、節約も併せ持つ、ディズニーランドからも観光エリアの両方へ、タクシーで20分ほど離れた荃灣地区や九龍側のホテルがおすすめです。特に今回宿泊したニーナホテル荃灣西は、MTR荃灣西駅直結で市内へも乗り換えなし、ディズニーランドへはタクシーで約20分と好立地でした。ガイドブックに載っていないエリアでしたが、アゴダの検索で出てきたため、発見し、Googleマップが普及した最近の旅行では、何の問題もなく、大満足しました。

五つ星ホテルで、ファミリールームが広く、料金も4名が3泊で約5万円台とリーズナブルでした!

プールやキッズルームなど子ども向け施設を重視するなら、九龍駅直結の高級ホテルや香港島のリゾートホテルが候補になりますが、料金とのバランスも考えて、香港ディズニーランドをメインに考えている子連れ家族旅行にとってベストと考えられます。

  • 宿泊先:ニーナ ホテル ツェンワン ウェスト(香港)
  • チェックイン:2025年3月27日(木)15:00
  • チェックアウト:2025年3月30日(日)12:00(3泊)
  • 予約方法:Agoda(航空券+ホテルパッケージ)
  • 総額:航空券+ホテル4名分 → 207,799円(税・燃油・諸費用込)

ニーナ ホテル ツェンワン ウェストの部屋タイプとプール事情

  • お部屋タイプ:タワー1 スーペリア シティビュールーム(32㎡)
  • ベッド:クイーンサイズ2台(禁煙)
  • 眺望:香港のシティビュー
  • 無料特典:Wi-Fi、飲料水、コーヒー・ティーセット
  • 宿泊費:3泊 合計 55,769円(税・サービス料込)

高層階に宿泊しました。部屋は広々としており、子ども連れでも荷物を広げても十分なスペースがありました。ベッドの寝心地も良く、毎晩ぐっすり眠れました。部屋の掃除も行き届いており、快適な滞在でした。プール付きホテルを希望する場合は、宿泊前に公式サイトでプールの営業状況を確認しましょう。ニーナホテル荃灣西は、屋外プールがありますが、筆者滞在時は清掃のため利用できませんでした(子連れ初香港で、ホテルでプール時間を取るつもりがなかったので、プールなしでOKと判断)。


ホテルの立地とアクセス

  • 香港国際空港からエアポートバス(A31)で直行(19.8香港ドルで、リーズナブル)
  • MRT「荃湾西(Tsuen Wan West)」駅直結で市内移動が便利
  • ディズニーランドまでタクシーで20分(渋滞も少なく快適)

ホテルはショッピングモールに隣接しており、生活必需品や飲食店が揃っています。近くにはローカルな市場や屋台もあり、観光だけでなく「暮らすように旅する」体験ができました。

香港市街地のホテルに泊まるよりも、ディズニーランド中心の旅にはこの立地が◎

ホテル内のちょっとした楽しみ

  • プールとジム横の池に鯉 → スタッフが声をかけてくれて、子どもがエサやり体験
  • ジム内に卓球ルームあり → 実質「貸切状態」で1時間遊べて大満足!

ジムのスタッフさんも親切で、家族にやさしく声をかけてくれたのが印象的でした。小学生の子どもは、卓球の無料利用にも大興奮。

ホテルの従業員のホスピタリティも素晴らしく、鯉の池の前で立ち止まっていた子どもに「エサあげてみる?」と声をかけてくれるなど、さりげない気配りが旅行の満足度を高めてくれました。


香港エクスプレスで子連れ旅行:LCCの賢い利用法

  • 往路:UO 857(成田 08:10 → 香港 12:40)所要時間 5時間30分
  • 復路:UO 652(香港 15:00 → 成田 20:30)所要時間 4時間30分
  • どちらも、ウルトラライト(最小限の機内持ち込み荷物のみ)で当初は予約して、その後オプションを追加しました。

座席無料指定キャンペーン・座席・手荷物・荷物追加・料金

今回の家族旅行では、HKエクスプレス(LCC)を利用しました。基本運賃は安価ですが、座席指定や預け荷物は有料で、機内持ち込みは7kgまでと制限があります。

  • 往復ともに手荷物追加と座席指定(子供は座席指定無料、下記リンク参照)を行い、追加料金として 49,170円 を支払いました。
  • 出発前にオンラインチェックインを済ませ、荷物はコンパクトにまとめましょう。ベビーカーが必要な方は事前に航空会社へ確認しておくと安心です。
  • ただし、座席はかなり快適で、発着時間も非常に良く、総合的に満足度は高かったです。
  • 特に、2025年末までは2〜11歳の子どもに対する座席指定が無料になるキャンペーンを実施中。コンフォートシートの指定も無料で可能でした。

2025年末までは2〜11歳の子どもに対する座席指定が無料になるキャンペーンを実施中は、こちら

機内持ち込み食べ物・工夫

  • モニターはありませんが、逆に座席空間が広く感じられました。
  • iPadにダウンロードしておいたAmazonプライムのアニメを見せたことで、子どもたちは飽きることなく快適に過ごせました。
  • お菓子や飲み物も持ち込んでおり、堂々とは食べませんでしたが問題なく過ごせました。
  • 機内持ち込み手荷物については、バッグのサイズチェックはそれほど厳しく感じませんでした。

4人家族旅行の費用大公開とAgodaでお得に予約する方法

Agodaの「航空券+ホテル」パッケージで予約しました。 国内の春休み旅行が高騰している中、家族旅行の費用はホテル選びや航空券によって大きく変わります。今回は、4人の総額が約207,799円になりました 。内訳は航空券+ホテル代が約134,984円、空港諸税・燃油サーチャージ等が72,815円 で、ホテル単体の宿泊費は55,769円でした。東京ディズニーランドで、バケーションパッケージを購入して行くよりも安く、海外旅行を子供に体験させることができ、おすすめです。英語体験もできて、小学生の英語の興味も湧きやすいです。

  • 4人で20万円台
  • 香港ディズニーやグルメも満喫
  • 日本より“お得に”非日常体験ができた

ということで、大満足のコスパ旅行となりました!

Agodaではキャンペーン価格が多く、早期予約や直前割引など、タイミング次第で驚くほどお得な料金で予約できるのが魅力です。実際に航空券とホテルを別々に予約するよりも数万円は安くなり、特に家族旅行にはおすすめです。


香港ディズニーランド攻略:食事代節約と持ち込みルール

香港ディズニーランドは日本の約6割の規模で、1日で主要アトラクションを楽しめます。開園直後に入園し、午前中はファンタジーランド、午後はトゥモローランドやアドベンチャーランドを回ると効率的 。ちなみに、東京ディズニーランドと違い、アナと雪の女王エリアに朝一に予約しないと行けない、とかはなく、空いていて快適です。

ホテルからディズニーランドへの行き方

ニーナ ホテル ツェンワン ウェストから、タクシーで20分かからずに行けました。朝から晩までアトラクションを楽しみ、帰りはタクシー待ちのエリアが混んでいそうだと思い、早めに呼びすぎて、待ち時間に料金を発生させてしまいました。。。4人で手配料金込みで、この値段で済むのは非常に魅力的です。

園内の食事

園内の食事はセットメニューで100〜150HKD前後とやや高めで、香港ディズニー の食事は高そうだと私は感じました。アトラクションをたくさん楽しみ、節約もしたかったため、コンビニでサンドイッチやフルーツを買って持参しましたが、大正解でした。公式ルールでは個別包装されたスナックや果物、ペットボトル飲料の持ち込みは認められていますが、再加熱が必要な食品や強い匂いのする食べ物、アルコール類は禁止されているので注意してください。

園内で食事も楽しむ体験もしたい方は、ミールクーポン付きチケットを活用する方法が良いかと思います。下記画像をクリックで、公式販売の割引ページに飛びます。

香港ディズニーランドの割引チケットは、こちら

参考:Hong Kong Disneyland(公式)
(パーク内ダイニング一覧)
(ホテル内ダイニング一覧)

香港で子どもが楽しめる場所は?

ローカルマーケットや屋台:異国情緒あふれる雰囲気に子どもも大興奮

香港ディズニーランド:小さな子ども向けアトラクションが多く、キャラクターとのグリーティングも充実。

オーシャンパーク:水族館と遊園地が融合した大型テーマパーク。

昂坪360ケーブルカー:ランタオ島の山並みを眺めながらゴンドラで移動。

ビクトリアピーク&ピークトラム:山頂からの夜景は家族全員の思い出に。

お得に旅行を予約する方法まとめ

  • 小学生の添い寝は無料(ホテルにより異なるがAgodaでは条件表示がわかりやすい)
  • 2歳未満はバシネット(ベビーベッド)付き座席で機内も快適に
  • 日本国内では:
    • 幼児は鉄道無料
    • 小学生は鉄道料金が半額
  • 海外旅行では:
    • 航空券が多少高くても、五つ星ホテルが安く泊まれる
    • 宿泊費と現地体験を合わせても、国内旅行より安く済むケースあり

→ Agodaの航空券+ホテルセット予約で、コスパはさらにUP!

また、Agodaは「現地払い」や「キャンセル無料」プランの選択肢も豊富で、柔軟な旅行計画が立てやすいのもメリットです。


子ども連れにうれしいポイント

「異世界体験」としての香港が楽しい!

  • 周辺にローカル市場や屋台が多数 → 日本とは違う風景に子どもがワクワク
  • MRTで市街地まで約20分 → あえて乗り換えして電車もアトラクションのように楽しめた
  • オクトパスカードを使って“ピッ”と改札通過 → 子どもの好奇心も満たせる体験に!

特に子どもたちが印象に残っていたのは、MRTの「車両ごとの違い」や「駅の雰囲気」でした。日本とは異なる構造や改札、駅構内アナウンスなど、まさに異文化体験。


香港グルメとローカルフード:子連れでも楽しめる食の冒険

香港旅行の楽しみは観光だけではありません。街角には点心やデザートなど家族で楽しめるローカルフードが溢れています。以下では、筆者が実際に訪れたお店やおすすめの料理をホテルに近いところから紹介します。

星點心專門店(Star’s Dim Sum Specialist)

荃灣エリアにあるカジュアルな飲茶レストランで、蒸籠に入った熱々の点心がリーズナブルに楽しめます。小籠包や海老シューマイ、春巻きなど定番メニューが揃っており、子どもでも食べやすい味付けです。朝食や昼食時には地元の家族連れで賑わっていますが、回転が早いので長時間待つことはほとんどありません。

津津麵飽西餅店

地元の人々に人気のパン屋兼軽食店です。豚チャーシュー入りメロンパンやエッグタルトなど、香港ならではのペストリーが目白押し。甘さ控えめのパンは子どものおやつにもぴったりで、散策途中に立ち寄って食べ歩きするのも楽しいでしょう。早朝から営業しているので、ホテルに朝食が付いていない場合の朝ごはんにもおすすめです。

豆腐主義 Tofulism

豆花(トウファ)や豆乳ベースのデザートを提供する専門店で、濃厚な豆腐プリンに黒糖シロップをかけた「豆花」は大人にも子どもにも好評です。温かいバージョンと冷たいバージョンがあり、トッピングにタピオカやピーナッツを選べます。植物性でヘルシーなため、食後のデザートに最適です。

蜜雪冰城(Mixue Ice City)

ショッピングモール内にある台湾発のデザートチェーンで、いちごミルクシェイクやソフトクリーム、フルーツティーが人気です。小学生の子どもでも飲みやすいサイズがあり、価格も1杯13HKDほどとお財布に優しいのが嬉しいポイント。ショッピングの合間に立ち寄って、甘いスイーツで疲れを癒やしましょう。

深仔記の海老ワンタン麺

尖沙咀にある海老ワンタン麺の有名店。ぷりぷり食感の海老の入ったワンタン麺の他にも、米麺や細麺を選べる麺料理もあり、家族全員でシェアしながら楽しめます。今回の旅行で行ったお店でナンバーワンです。次回の香港旅行でも必ず行きます。

好旺角と潮隆泰の麺料理

麺類が食べたくなったら、ワンタン麺や牛肉ボール麺が名物の好旺角や、手打ち牛丸が名物の潮隆泰に足を運んでみてください。さっぱりとしたスープにぷりぷりのワンタンや肉団子が入っており、子どもでも食べやすい一杯です。早朝から営業しているので、朝食や軽めのランチにも最適です。

香港の街にはこのほかにも、串焼き屋台やフルーツジュース店など食べ歩きスポットが満載です。旅行の計画にローカルフード巡りを盛り込んで、家族で食文化を体験してみてください。

子どもたちは、街角で売っていたフルーツジュースやエッグタルトにも夢中になり、「日本に持ち帰りたい!」と話していたほどです。


惜しかった点(正直レビュー)

  • 訪問時はプールが利用不可(時期や清掃タイミングによる)
  • ディズニーランド以外に行くなら、若干不便な印象(MTRで対応可能)
  • 一部施設が改装中で、使えない場所もあり(ジムや卓球は使えた)

とはいえ、旅行の目的が「香港ディズニーランド」「グルメ」「香港文化体験」であれば、十分すぎる滞在でした。


香港家族旅行は計画と工夫で快適&節約

港は治安が比較的良く、子どもが楽しめるスポットやおいしい料理が充実しています。滞在日数は2泊3日でも満喫できますが、3泊4日以上だとゆったり観光でき、プール付きホテルでのんびり過ごす時間も確保できます。ホテルや航空券はAgodaなどでセット予約し、食事は持ち込みやクーポンを活用することで、家族旅行でも費用を抑えられます。

ニーナホテルは、

  • ✨ ディズニー中心に動きたい
  • ✨ 子どもと地元文化に触れたい
  • ✨ 費用も抑えたい

というファミリーにベストな選択肢だと思います。