チャトゥチャック市場を子連れで2回|値切らず買った記録

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2026年8月のバンコク滞在中、チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットに2回行きました。着いた翌日の日曜と、帰国日の土曜です。

先に書いておくと、2回で同行者が違います。1回目は父と長女(10歳)の2人、2回目は妻と長男が合流したあとの家族4人です。この記事では、子どもの反応は1回目、交通費の比較は2回目の話になります。

行く前にいちばん気になっていたのは、「子ども連れで回れる場所なのか」ということでした。広い、暑い、値切りが必要、という話ばかり見かけるからです。

結論から書きます。

  • 3時間いても、10歳の子どもは全く飽きませんでした
  • 土曜と日曜で違いは感じませんでした。どちらも賑わっていました
  • 値切りはしていません。値札のある店だけで買いました
  • 暑さは汗だくになるほどではなく、涼しい店もありました

「視察のつもり」で行ったのに、結局いちばん買い物をした場所になりました。

チャトゥチャック市場の通路。両側に洋服がぎっしり掛かった店が続いている
屋根のある通路の両側に店がぎっしり並びます

行きは2回ともGrab。モーベンピックから231バーツだった

移動はどちらもGrabを使いました。以下は2回目(家族4人)の記録です。

Grabの利用履歴。モーベンピックホテルからチャトゥチャックまで12.08km・51分・231バーツ
12kmで51分。バンコクの道路は混みます
区間 モーベンピック(アソーク)→ チャトゥチャック
距離 12.08km
所要 51分(11:23発 → 12:14着)
料金 231バーツ(JustGrab・カード払い)

12kmで51分かかっています。バンコクの道路は混みます。時間に余裕を持ってください。

降ろされたのは市場の東側でした。チャトゥチャックは入口がいくつもありますが、どこから入っても大丈夫だと思います。中はどのみち迷うので、入口を選ぶことに時間をかける必要はありません。

4人だとタクシーと鉄道の総額はあまり変わらない

ここは家族旅行ならではの話です。

ガイド記事の多くは「鉄道が安い」と書きます。1人で動くならそのとおりです。ただし4人分の運賃を足すと、タクシーの料金とあまり変わりません。

そうなると、

  • 乗り換えがない
  • 荷物を持って階段を上り下りしなくていい
  • ドアからドアまで行ける

という理由で、結局Grabばかり使うことになりました。今回の旅行全体でも、移動はGrab中心です。

Grabは日本にいるうちにアプリの登録とカード登録を済ませておきました。現地でやることはありません。ただしカードの請求時に外貨決済手数料が3%かかっていることには、帰国後に気づきました。1回あたりが数百円なので気にはなりませんでしたが、知っておいた方がいいと思います。

行きは2回ともGrab。帰りは1回だけ鉄道にした

整理すると、こうなります。

行き 帰り
1回目(日曜) Grab 車でホテルへ戻った
2回目(土曜) Grab MRT(カムペーンペット → スクンビット)

行きは2回ともGrabです。朝はまだ道が動くので、ドアからドアで行ける方が楽でした。

帰りを鉄道にしたのは2回目だけです。この日は帰国日でした。理由は単純で、時間が読めるからです。行きの51分で分かるとおり、道路の混み具合は運任せになります。飛行機の時間が決まっている日に、渋滞に賭けたくはありませんでした。

乗ったのはMRTブルーラインです。市場に近いカムペーンペット駅から、スクンビット駅まで乗り換えなしで行けます。

この乗り方には利点があります。スクンビット駅はTerminal 21に直結しています。つまり降りたらそのままPier21のフードコートに着きます。

実際、今回の旅行の最後の食事はPier21にしました。滞在中にいちばん使った場所で、締めくくりにも選んでいます。Pier21についてはモーベンピックの宿泊記に詳しく書きました。

MRTの運賃は39バーツ。子どもと高齢者は半額

運賃はMRT公式の運賃計算で確認しました。カムペーンペット(BL12)からスクンビット(BL22)はこうなります。

区分 運賃
大人 39バーツ
学生(10%割引)※所定の学生用カードが必要 35バーツ
子ども(50%オフ) 20バーツ
高齢者(50%オフ) 20バーツ

所要時間は約20分・10駅です。渋滞に左右されないので、この20分はほぼそのまま読めます。

MRT公式の経路案内画面。カンパエン・フェットからスクンビットまで所要20分・10駅と表示されている
経路も公式画面で確認できます
MRT公式の運賃計算画面。カンパエン・フェットからスクンビットまで大人39バーツ、子どもと高齢者は20バーツ
公式の運賃計算画面。子どもと高齢者は半額です

実際に計算すると、鉄道とGrabの差は75バーツだった

「4人ならタクシーと鉄道は変わらない」と書きましたが、実際の数字を並べてみます。

大人4人の総額 所要
MRT 39バーツ × 4 = 156バーツ 約20分+駅までの徒歩
Grab 231バーツ 51分(渋滞時)

差は75バーツ。日本円で350円ほどです。

この差で、乗り換えなし・階段なし・ドアからドアが買えます。荷物があるときや、子どもが疲れているときは、迷わずGrabでいいと思いました。「鉄道が安い」は正しいのですが、4人だと差が小さくなるというのが実感です。

ただし時間で見ると逆転します。渋滞に当たったGrabは51分、MRTは約20分です。安さではなく速さと確実さで鉄道を選ぶ、という考え方の方が今回は合っていました。

子どもが小さい家族、祖父母と行く家族は結論が変わる

運賃表を見て分かるとおり、子どもと高齢者は半額の20バーツです。

ただし条件があります。MRT公式によると、子ども料金は身長91〜120cm かつ14歳以下身長90cm未満は無料で、120cmを超えると大人料金です。年齢ではなく身長が基準になります。

たとえば身長120cm以下の子ども2人を連れた大人2人なら、39×2+20×2=118バーツ。Grabの231バーツとの差は倍近くになります。祖父母と一緒ならさらに広がります。

わが家は小5と中1で、身長の面でも大人料金でした。だからGrabと大差なかったわけです。

家族構成によって、鉄道とタクシーのどちらが得かは変わります。人数だけでなく、子どもの年齢と身長、祖父母がいるかどうかで計算してみてください。

行きはGrab、帰りは次の予定しだい。これが2回行った結論です。

1回目の日曜は、そのままホテルへ戻っています。近くのカオマンガイを食べて、ホテルのプールで遊びました。市場で3時間歩いたあとにプールへ直行できるのは、子連れにはかなり大きいです。

そして泳いだあとに、Big Cのフードコートで食事をしています。頼んだのはエビチャーハンとビーフライスヌードル。どちらも辛くないので、子どもがそのまま食べられました。

Big Cのフードコートで食べたエビチャーハン。白い皿に盛られ、きゅうりとライムが添えられている
市場のあとの夕食はBig Cのフードコートで
Big Cのフードコートの牛肉麺の店。赤い装飾のカウンターにメニューの写真が並ぶ
店ごとに写真つきのメニューが出ています

市場・カオマンガイ・プール・スーパーのフードコートが、ぜんぶホテルを起点に回りました。買い物と食事の場所を近くにまとめておくと、子連れの1日は無理なく組めます。

3時間いても飽きなかった。買ったものと値段

日曜は3時間ほど滞在しました。下見のつもりで行ったのですが、結果的にいちばん買い物をしています。

チャトゥチャック市場の洋服店。白いワンピースやブラウスがハンガーに掛かって並ぶ
洋服の店。1着1,000円ほどでした

実際に買ったものです。

買ったもの 金額
ワンピース 約1,000円
バッグ 約1,000円
革の名入れキーホルダー 約750円×5個(1個おまけで6個に)
小物入れ 約500円
髪飾り 約100円

いちばん良かったのが革の名入れキーホルダーです。5個買ったら1個おまけをしてもらえて、祖父母2人と家族4人、ちょうど6人分のお土産になりました。

チャトゥチャック市場の革小物店。Free Name and Logoと書かれた黄色い看板の下にキーホルダーが並ぶ
「Free Name & Logo」。名入れは無料でした

名前を入れてもらえるので、「誰にでも配れる同じもの」ではなく、その人のためのものになります。空港やスーパーで買うお菓子とは、渡したときの反応が違いました。

金額を見てもらうと分かるとおり、どれも安いです。「安かったから買った」というのが正直なところでした。

そして安いから品質が悪い、ということはありませんでした。ここが大事なところで、値段の割にきちんとしたものが手に入ります。安いので、失敗を恐れずに買えるのがチャトゥチャックのいいところだと思います。

チャトゥチャック市場の革小物とバッグの店。トートバッグやポーチが壁一面に吊るされている
革小物の店。ここでキーホルダーを買いました

子どもが飽きなかった理由は「かわいい店がある」こと

行く前は、雑貨と衣類の巨大な市場だと思っていました。実際にはかわいい雑貨の店がいくつもあり、10歳の長女はそこで完全に楽しんでいました。

チャトゥチャック市場の雑貨店。色とりどりの小物やアクセサリーが天井から吊るされている
こうした雑貨の店で長女は完全に足を止めました

子どもが「自分の買い物」をできる場所だというのが、飽きなかった最大の理由だと思います。親の買い物に付き合わされるだけなら、3時間はもたなかったはずです。

チャトゥチャック市場の雑貨店。棚と壁一面にアクセサリーや小物が飾られている
こういう店が延々と続きます

重いものはここで買わない

3時間歩きながら荷物を持つことになるので、買うものは選びました。

今回チャトゥチャックで買ったのは、洋服・バッグ・キーホルダー・小物入れ・髪飾り。どれも軽いものです。だから最後まで苦になりませんでした。

食品のような重いものは、別の日にBig Cでまとめて買いました。その日はタクシーでホテルへ戻り、そのままスーツケースに詰めています。

軽いものは市場で、重いものはスーパーで。買う場所を分けておくと、市場で歩き回る時間が楽になります。

お土産が増える前提での荷造りは、持ち物リストの記事にまとめました。圧縮袋と「捨てて帰る枠」の話です。

値切っていない。値札のある店だけで買った

チャトゥチャックといえば値切り交渉、という話をよく見ます。今回はいっさい値切っていません。

理由は2つです。

ひとつは、値切る時間がもったいないこと。子どもと一緒に3時間しかいられないなら、その時間は「見て回ること」に使いたいと考えました。

もうひとつは、きれいな店には値札がついているという印象を持ったことです。値札のある店だけで買えば、そもそも交渉が発生しません。

それでもおまけをつけてもらったり、端数を切ってもらったりはできました。キーホルダーの1個おまけも、値切ったわけではなく、まとめて買ったらそうしてもらえたものです。

チャトゥチャック市場の革製品店。棚にバッグが並び、5 FREE 1と書かれた黄色い札が下がっている
「5 FREE 1」。5個買うと1個おまけの表示です

支払いは現金だけ。2万円分以上は持って入った

ここは準備が要ります。市場での支払いは現金のみでした。カードが使える店は使いませんでしたし、あてにしない方がいいです。

今回は日本円で2万円分以上のバーツを持って入りました。買うつもりがなくても、実際には買います。足りなくて諦めるより、多めに持っていく方がいいと思います。

両替は空港でまとめて済ませていました。街なかの両替所の方がレートは良いのですが、今回の差は20バーツ程度で、気になる額ではありませんでした。

値切らないと損をする場所だとは感じませんでした。交渉が苦手な人や、子連れで時間が限られている人は、値札のある店だけで十分だと思います。

暑さとトイレ。子連れで気になるところ

先に書いておくと、汗がだらだら流れるような暑さではありませんでした。もちろん暑いのですが、耐えられる範囲です。

涼しい店もあります。通路は屋根があり、店によってはエアコンや扇風機が効いています。日陰に入れる場所があるかどうかは、子連れではかなり大きい差です。

トイレは、市場に入る前に駅のトイレを使いました。無料でした。市場に入ってから探すより、着いてすぐ済ませておく方が確実です。

食事はしなかった。マンゴーの切り身だけ

市場の中では食事をしていません。食べたのはマンゴーの切り身だけです。

木のテーブルに置かれた黄色い皿。カットされたマンゴーがフォークとともに盛られている
食べたのはこのマンゴーだけでした

理由は、正直に書くと特に食べたいと思う店が見つからなかったことです。市場を出たあとに食べればいい、と考えていたのもあります。実際、1回目はホテルへ戻ってからカオマンガイとBig Cのフードコートで食べています。

食事を目的に行く場所ではない、というのが今回の感想です。買い物に集中して、食事は別の場所で。そう決めておくと動きやすくなります。

子連れでチャトゥチャックに行くなら

2回行って、こう考えるようになりました。

  • 土日どちらでもいい。違いは感じませんでした
  • 3時間は見ておく。子どもが自分の買い物を始めると、それくらいかかります
  • 行きはGrab。ただし渋滞するので時間に余裕を
  • 時間が決まっている日は鉄道。読めることの価値が上がります
  • トイレは駅で済ませてから入る
  • 食事は期待しない。果物だけつまんで、別の場所で食べる
  • 値切らなくていい。値札のある店で買えば十分

お土産をまとめて買う場所としても優秀でした。名入れのキーホルダーのように「その人のためのもの」を選べるのは、市場ならではです。

まとめ|下見のつもりが、いちばん買い物をした場所になった

チャトゥチャックは、子連れでも問題なく回れました。暑さも値切りも、行く前に思っていたほどの障害にはなりません。

今回の滞在では、前半にバークレーホテル・プラトゥーナム、後半にモーベンピック・スクンビット15に泊まり、どちらからもGrabでチャトゥチャックへ行きました。どちらに泊まっても行けます。

同じ旅行ではアユタヤへ貸切チャーターでも出かけています。市場・寺院・ショッピングセンターを組み合わせられるのが、バンコクの子連れ旅行のいいところだと思いました。

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